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ジャズ100本ノック !!
Amazonへ ハイ・プレッシャー/レッド・ガーランド・ウィズ・ジョン・コルトレーン
High Pressure/The Red Garland Quintet and John Coltrane
(Prestige PRLP-7209)
1.Soft Winds(13:48)
2.Solitude(8:33)
3.Undecided(6:53)
4.What Is There To Say(5:58)
5.Two Bass Hit(8:48)

レッド・ガーランドとジョン・コルトレーンの連名作品は数あれど、ほとんどの作品はコルトレーン単独名義でもおかしくないくらいコルトレーンを前面に押し出していた。
しかし、これは違う。1曲めの「ソフト・ウインズ」でハッとさせられる。レッド・ガーランドのピアノのアタックが強く、押しが強い。俺が前に出るという気持ちが溢れている。メロディラインを司るのはテナーサックスのジョン・コルトレーン。 1957年という、モダンジャズ界に脂が乗っている時期の録音。アート・テイラーのドラムも振りかぶりが大きい。ピアノとドラムの2大打楽器に支えられている。コルトレーンも必死だが、いかんせん、メロディ要員としての存在だ。 それでもコルトレーンはコルトレーンなので、紡ぎだす音の数々はスピード感にあふれている。しかし、今度はトランペットのドナルド・バードが立ちはだかる。 レッド・ガーランドとコルトレーンに負けたくないという気持ちのあふれる、圧力の強いハードで切れ味するどいサウンドでぶつかってくる。
2曲め「ソリチュード」はバラード曲。前曲から一転して、ドナルド・バードの奏でるトランペットは、ふくよかでまったりとした詩的なサウンド。シーツオブサウンドとも言われるコルトレーンも、一音一音を大事に置きに行ってる。
3曲め「アンディサイデッド」はレッド・ガーランドの独擅場。プレスティッジレーベルのレッド・ガーランド作品は、ピアノの音がグシャッと潰れているものが多いが、本作では輪郭がはっきりしている。ドナルド・バードの煽りがスゴい。
4曲め「ホワット・イズ・ゼア・トゥ・セイ」はアダルトで色っぽい。コルトレーンやドナルド・バードの朗々とした叫びが心を遠くへといざなってくれる。
5曲め「トゥー・ベース・ヒット」は軽快なリズムの中、快調なレッド・ガーランドの伴奏に乗せてハイトーンで攻め立てるドナルド・バードのソロからオーソドックスな振る舞いを見せるコルトレーンのソロへ。続くレッド・ガーランドのソロはいささかパーカッシブで、ジョージ・ジョイナーのベースとの相性が抜群。
1957年という年はレッド・ガーランドに限らずこういったジャズの良作が揃っているので、リイシューから目が離せない。




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