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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ ダカール/ジョン・コルトレーン
Dakar/John Coltrane
(Prestige PRLP-7280)
1.Dakar(7:12)
2.Mary's Blues(6:50)
3.Route 4(6:57)
4.Velvet Scene(4:54)
5.Witches Pit(6:43)
6.Cat Walk(7:11)

1957年4月20日の録音。メンバーは、ジョン・コルトレーン(ts)、セシル・ペイン(bs)、ペッパー・アダムス(bs)、マル・ウォルドロン(p)、ダグ・ワトキンス(b)、アート・テイラー(ds)。 一言で言うと、コルトレーンがリーダーらしくないアルバム。オリジナルのライナーに書いてあるが、本作は元々コルトレーン名義ではなく、ペッパー・アダムスやセシル・ペインらの名義で出されたものであった。
冒頭の表題曲「ダカール」の出だしは重厚なバリトンサックスで、その重低音に埋もれないよう顔を出しながらコルトレーンはあのテナーサックスのメロディをようやく吐き出す。しかし、ソロパートではどのプレイヤーも綺羅星のごとく演奏をしている。特に、このズッシリとした空気感の中でキラキラと光るマル・ウォルドロンのピアノソロは格別だ。
2曲め「マリーズ・ブルース」に至っても、セシル・ペイン、ペッパー・アダムスのバリトンサックスはゴリゴリと重戦車のように突き進む。翻ってコルトレーンはというと、ソロパートでシーツオブサウンドの片鱗を見せる。圧倒的音数で隙間を埋め尽くす。せっかくのマル・ウォルドロンのソロパートをサックス3人がかりで押しつぶしていく様は、もはや微笑ましくも感じる。
「ルート4」はメロディアスでありながら、アート・テイラーの高速なシンバルさばきとマル・ウォルドロンのスピードとの対決が実に面白い。そんな中でもコルトレーンの孤高のソロパートは他を一切寄せ付けない。次々と紡ぎだされるサウンドはお見事。
「ヴェルヴェット・シーン」はコルトレーン節炸裂のバラード曲。主メロのコルトレーンをバリトンサックスでバックアップする形になっている。
「ウィッチェス・ピット」は3管のハーモニーが美しいアップテンポで華やかな曲。お互いノリノリなソロで、やっとエンジンがかかってきたかと感じさせる。
これをコルトレーン作品とすると、少しマニアックというか、メジャーな方に入っていないような、あまり推されていない感もある。しかし、バリトンサックスやテナーサックスの音を存分に浴びたいという人には強くオススメしたい。




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