×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


ジャズ100本ノック !!

Amazonへ ザ・ライブ〜アット・ザ・キーノート/エリック・アレキサンダー・カルテット
THE LIVE ~at the "KEYNOTE"/Eric Alexander Quartet
(VIDEOARTS VACM-1144)
1.The Bee Hive(13:41)  2.Maybe September(9:37)  3.In The Still Of The Night(7:48)  4.Edward Lee(10:43)  5.A Nightingale Sang In Berkeley Square(8:48)  6.Stan's Shuffle(15:33) 

テナーサックス奏者、エリック・アレキサンダーをリーダーとするカルテットのライブ盤。そのほかのメンバーは、ハロルド・メイバーン(p)、ナット・リーヴス(b)、ジョー・ファンズワース(ds)と、カルテットの固定メンバーと言っていいくらいの面々だ。1999年3月4、5日原宿キーノートでの録音で、レコード会社、プロデュースや録音やミキサー等々、ほとんど全て日本人が手がけている。この点が他のライブ盤にない魅力を持たせているのかもしれない。エリック・アレキサンダーの成長期のような時期で、私もすっかり気に入り、コレクションを買い集めていた。
エリックがリーダーではあるものの、このディスクではピアノとドラムの演奏が量、質ともに大きな存在になっている。ハロルド・メイバーンのピアノソロでは、どこからアイディアが湧き出ているのか不思議なほど次々とリズムやメロディを吐き出し、おまけに「マイ・フェイバリット・シングス」のフレーズも織り込んでいる。実際に演奏している姿を想像しながら聴いていると頭の中がこんがらがってくる。ジョー・ファンズワースのドラムは、特にピアノと1対1で戦っている場面が面白い。硬質な打撃音がガンガンガシガシと連発される。指や腕ではなく、肩や背筋、さらには体全体を使って格闘しているみたいだ。
また、会場の雰囲気がいかにも日本人らしい。聴き入る場面では一切物音をたてず、エンディングに向かってボルテージが上がってくると一糸乱れぬ裏拍の手拍子が鳴らされる。メジャーリーグのスタジアムではなく、日本プロ野球の応援席の雰囲気だ。
ただ残念なのは、この後エリック・アレキサンダー作品のレコード会社が次々と変わっていき、彼らしい硬くて力強い音が見られなくなってきたことだ。そのために最近のものは集めていない。このディスクに言えるのは、最上級の演奏、会場、聴衆、録音がぎっしり詰まっているということ。すばらしい娯楽ジャズ作品だ。




ホームに戻る