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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ 愛は面影の中に/レイチェルZ・トリオ
First Time Ever I Saw Your Face/Rachel Z Trio
(Venus TKCV-35323)
1.Heart-Shaped Box(5:00) 2.Crestfallen(4:12) 3.Fragile(6:20) 4.In The Wee Small Hours Of The Morning(4:38) 5.First Time Ever I Saw Your Face(8:05) 6.Hurt(6:16) 7.Time To Say Goodbye (Con Te Partiro)(4:37) 8.Autumn Leaves(8:06) 9.Don't Give Up(6:45)

非常にパワフルでアグレッシブ。前傾姿勢を保ったまま、ガツガツと体当たりしてくる。これはピアノに限ったことではなく、ベース、ドラムも然りである。ベースのあまりの力強さにベースラインがわからないほど。リズムしかわからない。バスドラムやシンバルもとにかく力、力。
残念なのは、ヴィーナスレコードの特徴とも言えるエコー主義。2曲目の「クレストフォールン」ではその傾向が強く、肝心の輪郭がぼやけてしまっている。演奏者本人の持ち味や個性が殺されている面がある。
3曲目「フラジャイル」はドラムが主役と言っても過言ではない。ラテン調で流されてしまいがちになる曲に、渾身のスネアドラムで対抗し、その姿勢には恐ろしささえ感じる。
「イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ」「愛は面影の中に」ではベースが前面に出ていて、ゴーンゴーンと打楽器のような響きを出している。
サラ・ブライトマンの歌唱で知られる「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」はあまり崩されておらず、オリジナルの旋律が生かされている。もっとも、即興は含まれてはいるが。
「枯葉」は多くのジャズミュージシャンが演奏し、それぞれ独自のアプローチがなされている曲だが、ここでもスピード&パワーで貫き通し、感傷的な部分は微塵もない。後半へと進むにつれ、さらにパワーが増してくる。これほどまでに力を入れ込める要因はいったい何なのか。
旋律やテクニックうんぬんよりも、パワーに圧倒されたというのが私の感想だ。




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