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ジャズ100本ノック !!

LA NUIT/ペリーヌ・マンスゥイ・トリオ
LA NUIT/Perrine Mansuy Trio
(澤野工房 AS035)
1.Tacha(7:30)
2.Old Devil Moon(3:57)
3.La Nuit(5:33)
4.Illusion(3:52)
5.Folk Song(2:58)
6.Alone Together(8:06)
7.Le Petit Prince(3:49)
8.Funkallero(2:34)
9.Conte Pour Enfants(5:51)
10.Dom(2:56)
11.Solo(2:42)

私には見た目でCDを選ぶ習性がある。「だめなディスクには良いデザイナーは寄ってこない」という持論。ジャケットは真っ黒の地に、水色のペンで書いたような美しい文字でタイトルが書かれている。どうにもジャケットが気になって入手した1枚。このジャケットデザインは、「澤野工房・CDジャケットデザインコンペ展」で選ばれた、山本理宴子さんによるものとのこと。
タイトルは「夜」。ピアノのペリーヌ・マンスゥイは滝川クリステル似の美人。ペリーヌは作曲も手がけ、自身の筆による曲は7曲収められている。他にベースのJacques Bernard、ドラムのJean-Sebastien Simonoviezという、ピアノトリオ編成。1997年5月の録音。女性らしい、優しくたおやかな曲がならんでいて、気持ちの良いまま最後まで聴ける1枚だ。
1曲目「Tacha」 ゆったりとしたテンポの、暗い暗ーい曲。序盤の低音攻めで地盤を作り、中音域の音で世界を広げていく。ベースやドラムが干渉しないところに優しさを感じる。マンスゥイの作った世界から木が生えていくように、ガッ、ビョーンと太いベースが鳴る。中盤でテンポとキーが上がっていくのだが、そこに切迫感と緊張感が生まれ、せかされて焦っている心境をバーチャルに味わった。
2曲目「Old Devil Moon」サンバ調のアップテンポで繰り返されるモチーフを中心に置き、各楽器がソロを披露。ピアノの音がほわほわとして気持ちがいい。
3曲目「La Nuit」手綱をしめるときとゆるめるときのバランスが良く、上手に力を抜いている。自然に生まれる間合いには日本人臭さすら感じて嫉妬。
6曲目「Alone Together」は陰鬱な曲。ピアノとベースが互いに1個ずつ、そーっと音を積み上げていく。
7曲目「Le Petit Prince」では強めにピアノを弾き、自己主張が強い。逆を言うと、今まではユラユラと流れに身を任せたような感じだった。
8曲目「Funkallero」は高音ばかりを使う、テンションの高い曲。
9曲目「Conte Pour Enfants」とても悲しい曲。ピアノの音の明るさに救いを見いだす。
「夜」というタイトルに一瞬身構えてしまった。夜という言葉から連想される、暗闇、恐怖、不安、犯罪等から。実際に聴いてみると、冬の空気が澄み切った、月の浮かんだ空のイメージだった。




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