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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ エラ・アンド・ルイ/エラ・フィッツジェラルド&ルイ・アームストロング
ELLA AND LOUIS/ELLA FITZGERALD,LOUIS ARMSTRONG
(Verve UCCU-5013)
1.Can't We Be Friends(3:48) 2.Isn't It A Lovely Day(6:18) 3.Moonlight In Vermont(3:43) 4.They Can't Take That Away From Me(4:40) 5.Under A Blanket Of Blue(4:19) 6.Tenderly(5:09) 7.A Foggy Day(4:33) 8.Stars Fell On Alabama(3:34) 9.Cheek To Cheek(5:55) 10.The Nearness of You(5:43) 11.April In Paris(6:35)

エラ・フィッツジェラルドとルイ・アームストロングという、ジャズ界の女性男性2大ヴォーカリストによる夢の共演作品。1956年8月16日、ロサンジェルスでの録音で、メンバーは、エラ・フィッツジェラルド(vo)、ルイ・アームストロング(以下、サッチモ)(vo,tp)、オスカー・ピーターソン(p)、ハーブ・エリス(g)、レイ・ブラウン(b)、バディ・リッチ(ds)。録音状態はかなり良い。
当初の予想に反してオスカー・ピーターソンの仕事があまりにも良く、2人の存在を凌駕する勢いだ。バックバンドの中で、このピアノの音が耳に焼き付いた後、心にまで染みこむ。サッカーに例えると、エラ&ルイのツートップで司令塔にオスカー・ピーターソンを配置して最強の攻撃陣、といったところか。サッチモのトランペットの音色が暖かく、少しクリアな歌い方のエラと、やわらかい演奏をするオスカー・ピーターソンとの3人のハーモニーが混ざり合い、いい味を醸し出している。
バラード曲「イズント・ジス・ア・ラヴリー・デイ」では、ゆったりとした感じの2人。たっぷり持っている声量をわざと余らせて、表現力豊かに歌っている。サッチモもダミ声に頼っていない。
「誰も奪えぬこの思い」では、エラ・フィッツジェラルドとサッチモのトランペットによるデュエット。エラの声はこんなに綺麗でクリーンだったか?少し思いこみがあったみたいだ。途中からはエラのヴォーカルを引き継いでサッチモが歌っているが、体の深いところから突き上げてくるようなスキャットと、ここでは思いきり使い切ったダミ声で彼の世界を作っている。
「テンダリー」はサッチモによる長めのトランペットソロから始まる。サッチモ奏でるメロディーで「テンダリー」だということに一発で気づいた。中盤からはエラ+トランペットから、サッチモのヴォーカル、さらにもう一度トランペット+エラへと変遷する。トランペットとエラのハーモニーが良い。ラストでエラは、サッチモに敬意を表したかのようなダミ声を披露する。
「チーク・トゥ・チーク」は、終始サッチモの独特なヴォーカルで押し切っている。この曲に限ったことではないが、サッチモの歌を聴いた後のせいか、いつになくエラのヴォーカルがクリーンに聞こえる。
「エイプリル・イン・パリ」は私の好きな曲の一つだが、春というには暗めの仕上がり。エラが大事に丁寧に歌おうとしていることが伝わってくる。トランペットの音が叙情的で美しい。
テクニックがありながらも、あえてそれを隠している場面が多々ある。だからこそ余計に2人の持つテクニックを感じることができるのだが。




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