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ジャズ100本ノック !!

Amazonで購入 グルービン・ハイ/ディジー・ガレスピー
GROOVIN'HIGH/DIZZY GILLESPIE
(SAVOY COCB-50416)
1.Blue 'n Boogie(2:58) 2.Groovin' High(2:43) 3.Dizzy Atmosphere(2:49) 4.All The Things You Are(2:49) 5.Hot House(3:12) 6.Salt Peanuts(3:14) 7.Oop Bop Sh' Bam(3:03) 8.That's Earl Brother(2:42) 9.Things To Come(2:47) 10.One Bass Hit - Pt.#2(2:55) 11.Rays Idea(2:23) 12.Our Delight(2:30) 13.Emanon(3:08)

ジャズ草創期を代表するトランペッター、ディジー・ガレスピーによるビバップ時代黎明期の貴重な記録。1945年から1946年にかけて録音されている。
CD用にリマスタリングされているが、アナログ盤特有のガジガジとしたノイズがあり、高音がつぶれている。それが逆にレコードを再生しているかのような、不思議な懐かしさを感じさせる。
「ブルーン・ブギー」は、テナーサックスのデクスター・ゴードンが好演。切り裂くようなハイトーンのディジー・ガレスピーとよくマッチしている。ドラムも良い仕事。
「グルービン・ハイ」では、アルトサックスでチャーリー・パーカーが共演。以下「ディジー・アトモスフィア」を含む5曲で参加している。この曲では、途中のスキャットとディジー・ガレスピーのトランペットが語り合うようにピッタリと息が合っている。ラストのキーンと天を切り裂くようなハイノートが圧巻。
バラードの「オール・ザ・シングス・ユー・アー」。ディジー・ガレスピーもチャーリー・パーカーもじっくりとしたブロウイング。ギター、ピアノ、ベースのボウイング等の演奏も好感が持て、丁寧に作り込まれている印象を受ける。
「ホット・ハウス」で明るくアップテンポな調子に切り替え、ビバップの世界にまた戻される。ディジー・ガレスピーは勢いでガンガンと進むものと予想していたが、ここでも丁寧な演奏を心がけているようだ。特にチャーリー・パーカーがディジー・ガレスピーに音の調子をピッタリと合わせていて、チームワークの良さがうかがえる。この点はディスク全体を通じて言えるであろう。
「ソルト・ピーナッツ」はビバップ時代が生んだ名曲で、ディジー・ガレスピーの「ソルトピーナッツ!」というかけ声がお茶目だ。チャーリー・パーカーのソロは超高速。負けてられるかとディジー・ガレスピーも高速高音のトランペットで対抗する。普通のトランペットより1オクターブ高い。ドラムソロもいい。
「ウー・バップ・シュバム」では、アルトサックスのソニー・スティットとハーモニーを奏でている。ディジー・ガレスピーは随所でヴォーカルをつとめながらの演奏。まだ若いミルト・ジャクソンのヴァイブが彩りを添えている。
「ザッツ・アール・ブラザー」は、ディジー・ガレスピー、ソニー・スティットともザックリとした大胆なアプローチをしている。ピアノのアル・ヘイグも少しだけのソロで存在感を見せ、このディスクでの豪華なサイドメンの顔ぶれと実力をつくづく感じさせる。
「シングス・トゥ・カム」以降は20人近い大編成のビッグバンド曲になっている。この曲は速い速い。どのプレイヤーもテクニックがしっかりしてるなあ。
「ワン・ベース・ヒット-パート2」では、レイ・ブラウンのベースがクローズアップされている。この曲は1946年の録音で、序盤の1945年のものよりも確実に音質が向上している。
「レイズ・アイディア」「アワ・ディライト」は迫力あるホーンセクションのアンサンブルが魅力的。スウィング時代のビッグバンドサウンドとビバップサウンドを融合させたような、時代の境目を感じさせる貴重な演奏である。底抜けに明るく力強く、スッキリとした気分になる。
「エマノン」では、ディジー・ガレスピーが暴れ回っていて、ビッグバンドはそれを引き立てる脇役になっている。この曲は50年代のビッグバンドサウンドにかなり近い。
第二次大戦終戦前後のオールド・ジャズを楽しみたい人にピッタリの一枚である。




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