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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション/アート・ペッパー
ART PEPPER MEETS THE RHYTHM SECTION/ART PEPPER
(CONTEMPORARY VICJ-2098)
1.You'd Be So Nice To Come Home To(5:28) 2.Red Pepper Blues(3:40) 3.Imagination(5:56) 4.Waltz Me Blues(2:59) 5.Straight Life(4:02) 6.Jazz Me Blues(4:49) 7.Tin Tin Deo(7:46) 8.Star Eyes(5:16) 9.Birks Works(4:22) 10.The Man I Love(6:37)

アルトサックス奏者のアート・ペッパーによるリーダー作。カルテットの他のメンバーが豪華で、レッド・ガーランド(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)というメンバーだ。タイトルに「ミーツ・ザ・リズム・セクション」とついている理由がよくわかる。
普段、ジャズでのサックスを聴く時はテナーばりばりで力のこもった作品ばかり聴いているせいか、アート・ペッパーが吹くアルトサックスはひ弱で頼りなく聞こえる。となると、アート・ペッパーが絡んでいないセッションでは、他のサポートメンバーがガンガン威力を発揮し、思う存分自分のスタイルで演奏している。
「YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO」は有名な曲だが、テーマフレーズがほとんど演奏されないまま終了する。アート・ペッパー以外のメンバーの力を見せつけられた。
「RED PEPPER BLUES」はレッド・ガーランドによる作曲。もちろん、ピアノソロになるとレッド・ガーランドはのびのびと演奏している。フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムはひとつひとつの音がはっきりしていてわかりやすい。この曲でもアート・ペッパーの非力さが感じられた。
「IMAGENATION」はセンチメンタルなバラード。ペッパーのサックスは独り言をぶつぶつと呟いているような演奏だ。ここでは全編に渡ってアート・ペッパーの色が出せたと思う。レッド・ガーランドはピアノソロを演奏するが、抜群のうまさだ。ポール・チェンバースのベースソロは懐が深い。
「STRAIGHT LIFE」はアート・ペッパーによる作曲だが、疾走感のあるテンポの速い曲だ。リズム・セクションはこの速いテンポにも動じることなく、着実な演奏をしている。そのリズム・セクションの土台の上でアート・ペッパーが踊っているような感じだ。このような速いテンポでも、アート・ペッパーのサックスはいたってソフトだ。
「JAZZ ME BLUES」ではフィリー・ジョー・ジョーンズの巧みなシンバルワークが味わえる。
「TIN TIN DEO」はこのディスクでは異色のラテン調の曲。ここではアート・ペッパーが上手くラテン独特の雰囲気を演出している。
「BIRKS WORKS」はディジー・ガレスピーの作品。アート・ペッパーのサックスは明るさが無く、どこかうつむき加減である。それだけにリズムセクションが作り出す明るさ世界観、テクニックが目立って聞こえてしまう。特にドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズの上手さはずば抜けている。
良くも悪くも無難にまとまった一枚。もう少しパワーや爆発力が欲しかった。




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