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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ この素晴らしき世界/ルイ・アームストロング
What A Wonderful World/Louis Armstrong
(Decca UCCU-5027)
1.What A Wonderful World(2:19) 2.Cabaret(2:45) 3.The Home Fire(3:18) 4.Dream A Little Dream Of Me(3:16) 5.Give Me Your Kisses(1:58) 6.The Sunshine Of Love(2:53) 7.Hello Brother(3:31) 8.There Must Be A Way(3:08) 9.Fantastic, That's You(2:58) 10.I Guess I'll Get The Papers (And Go Home)(2:47) 11.Hellzapoppin'(2:34)

ジャズを語る上ではどうしても外せないので、今回この名盤をレビューする。ルイ・アームストロング(以下、サッチモ)のこのディスクはやっぱり避けて通れないだろう。1967年、68年録音の作品だが、もっと古い年代を感じさせる、懐かしく暖かい一枚だ。
1曲目はもちろん、彼を代表する名バラード曲「この素晴らしき世界」。もうこの曲で何千万という人を感動させたかわからない。優雅でゆったりとしたイントロのストリングス。独特のだみ声。簡単な英単語で綴られた美しい歌詞。サッチモの人の良さを感じさせる歌唱。たった2分17秒なのに、何でこんなにも心をすがすがしくさせるのだろう。
2曲目は「キャバレー」。ダンスホールを想像させる、楽しいビッグバンド曲だ。こういう懐かしい、古き良きアメリカといった感じのジャズは、私のお気に入りのひとつだ。
3曲目「ザ・ホーム・ファイア」も、綺麗なバイオリンの旋律とサッチモの低音の声の対比が上手くできている。
4曲目「DREAM A LITTLE DREAM OF ME」は、のんびりとしたトロンボーンの音がどこか牧歌的で、これまたサッチモの素朴さにぴったりだ。途中で入るミュートトランペットのソロも面白い。
5曲目「GIVE ME YOUR KISSES」はホーンのアンサンブルが楽しい。サッチモもノリノリだ。この人に楽しい歌を歌わせると本当に楽しそうに歌うから、聴いている方も幸せな気分になる。
6曲目「THE SUNSHINE OF LOVE」はミディアムテンポでリズミカルな曲。ドラムの「ズンチャ、ズンチャ」というリズムが気持ちいいし、途中でちょっとだけ出現するコーラス隊もいい。まさに「サンシャイン」というタイトルにふさわしい曲だ。
7曲目「ハロー・ブラザー」はゆっくりとしていてどこか悲しげな曲。泣くのをこらえて歌っているかのようなサッチモの歌唱だ。それにしてもサッチモは歌詞に表情をつけるのが実に上手い。それが現在でも支持される理由のひとつだろうし、ここまで情感たっぷりに歌うことの出来る人材は今後現れないだろう。
8曲目「THERE MUST BE A WAY」では、出だしにちょっとだけスキャットが聴ける。ヴォーカルに説得力があり、英語にもかかわらず何か教えを受けているような気持ちになる。バックのアンサンブルも、途中のトランペットとトロンボーンの絡みが絶妙だ。
9曲目「FANTASTIC, THAT'S YOU」も綺麗なストリングスとだみ声ヴォーカルの共演。クサクサした気持ちをなだめるような曲である。サッチモのトランペットの音色もとても暖かい。
10曲目「I GUESS I'LL GET THE PAPERS AND GO HOME」では、サッチモのトランペットソロが少しおどけたような感じを見せ、人間味あふれた演奏をしている。
11曲目「ヘルザポッピン」はピョコピョコとしたアップテンポの曲。にぎやかな感じのホーンセクションと、バンジョーのチャカチャカとした明るい音によって楽しい雰囲気が作り出されている。
疲れた心を解きほぐしてくれる、とても楽しい一枚だ。現在では安く、しかも置いてある店も多いと思われるので、「一家に一枚」あっていいアルバムである。




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