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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ シネマティーク/クリス・ミン・ドーキー
Cinematique/CHRIS MINH DOKY
(ビデオアーツ VACM-1213)
1.James Bond(6:45)
2.Goldfinger(4:46)
3.Nothing To Lose(6:11)
4.Tossed Salad & Scrambled Eggs(4:30)
5.Merry Christmas Mr. Lawrence(7:39)
6.My Favorite Things(6:14)
7.Sleepless Dream(6:18)
8.Rue Hautefeuille(5:03)
9.Godfather(6:04)
10.One Day I'll Fly Away(5:24)

ベーシストであるクリス・ミン・ドーキーのリーダー作で、2002年発売の新しい作品。タイトル通り、映画音楽ばかり取り上げている。他の参加メンバーが多すぎて、誰がどの曲を担当しているのか、ラーナーノーツを読んでも情報がつかめない。
クリス・ミン・ドーキーの作品を買ったきっかけは、彼が坂本龍一のツアーで一緒に回っていて、そのコンサートで彼の演奏を目の当たりにしたからだ。坂本龍一への敬意を込めてか、「戦場のメリー・クリスマス」も収録されている。コンサートではエレキベースも弾いていたが、このディスクではアコースティックベースのみを弾いている。
「ジェームズ・ボンドのテーマ」は、シンバルの”チーチキチーチキ”という音がバックを彩っていて、その上をピアノが自由自在に動き回っている。このドラムとピアノは特筆するに値する。曲の中でスパイスとなって効いているのは、もちろんクリス・ミン・ドーキーのベースだ。速いフレーズを正確に弾いている。
「ゴールドフィンガー」では、トゥーツ・シールマンスによるハーモニカをメインに据えている。ジャズでハーモニカというのはあまり聴いたことがないが、郷愁を帯びた雰囲気を作っている。この曲ではクリス・ミン・ドーキーのベースソロも入っている。上手い部類に入ると思うが、左手のホールドが時々緩むらしく、「バキバキ」という音になっている。ロン・カーターに追いつくのはまだまだ先か。
「失う物もなく」は、ベースがメインの作品。ここでは上手く演奏していると思う。ドラムとピアノが引き立って聞こえるのは、ベースの作るグルーヴ感によるものだろう。
「トスド・サラダ&スクランブル・エッグ」はアップテンポな曲。ピアノが繰り広げる超絶技巧。それに追いつけ追い越せのベース。この二者の競い合うセッションが面白い。
「戦場のメリークリスマス」は、ピアノでメロディーを演奏するのではなく、ベースでメロディーを奏でているのが面白い。今までにこの曲がベースで演奏されているのを聴いたことがない。
ジャズスタンダードになりつつある「マイ・フェイバリット・シングズ」は、やや速めのスピード。ピアノの表現力が要求される。その点では合格だろう。凄いのはギターの早弾きによるメロディーで、この曲の新しいスタイルを提示している。
ただ、「映画音楽」というテーマのせいか、ジャズというよりイージー・リスニングに近い作品になってしまったのが残念だ。




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