×

[PR]この広告は3ヶ月以上更新がないため表示されています。
ホームページを更新後24時間以内に表示されなくなります。


ジャズ100本ノック !!

Amazonへ バグス・グルーヴ/マイルス・デイビス
BAG'S GROOVE/MILES DAVIS AND THE MODERN JAZZ GIANTS
(Prestige VICJ-2035)
1.Bag's Groove (Take 1)(11:10)
2.Bag's Groove (Take 2)(9:19)
3.Airegin(4:59)
4.Oleo(5:12)
5.But Not For Me (Take 2)(4:36)
6.Doxy(4:53)
7.But Not For Me (Take 1)(5:42)

1954年に録音された作品。マイルス・デイビスはもちろんのこと、他のメンバーも豪華なラインナップの作品になっている。メンバーを紹介すると、「バグス・グルーヴ」では、マイルス・デイビス(tp)、ミルト・ジャクソン(vib)、セロニアス・モンク(p)、パーシー・ヒース(b)、ケニー・クラーク(ds)。その他の曲では、マイルス・デイビス(tp)、ソニー・ロリンズ(ts)、ホレス・シルヴァー(p)、パーシー・ヒース(b)、ケニー・クラーク(ds)が演奏している。
表題曲の「バグス・グルーヴ」。出だしでは、ミルト・ジャクソンのヴァイブと、マイルス・デイビスのトランペットが絶妙なハーモニーを奏でる。その後マイルスのソロに入るが、何がどう上手いのか説明がつかないが、圧倒的な存在感がある。今後、彼ほどのトランペッターは現れないであろう。ミルト・ジャクソンのソロも登場するが、ピアノを弾いているかのように、速く軽やかにヴァイブラフォンを演奏している。セロニアス・モンクのソロは、一音一音を実に丁寧に扱っている。
「エアジン」では、ソニー・ロリンズとマイルス・デイビスの、技術とパワーのぶつかり合いを堪能できる。イントロのテナーは強烈だし、その後のマイルスのソロもメロディアスで、豊富なアイディアを持ち合わせている。ソニー・ロリンズのソロは「らしさ」を発揮して、芯のある豪快なブロウを展開している。
「オレオ」は、「エアジン」と同じくソニー・ロリンズによる作曲。この「オレオ」は、近年のソニー・ロリンズ・ジャパン・ツアーでも演奏されている。豪快なロリンズ節の作品を、マイルスはとても神経質に扱っている。その点、ソニー・ロリンズの演奏には余裕というか、度量の大きさを感じ取ることが出来る。パーシー・ヒースのベースとマイルスの1対1のセッションも面白いし、ソニー・ロリンズとマイルスのハーモニーも良い。
「バット・ノット・フォー・ミー」はスタンダード・ナンバー。ホレス・シルヴァーのピアノとマイルスの掛け合いの質が高く、とても興味深い。ソニー・ロリンズは、ホレス・シルヴァーにお構いなしで我が道を進んでいくところが、マイルスとは対称的である。ホレス・シルヴァーのピアノソロはさすがにファンキーだ。
「ドキシー」もソニー・ロリンズによる作品。ソニー・ロリンズの曲をマイルスが演奏するというのは、なかなか面白いということに気づく。ソニー・ロリンズは絶頂期なのだろう、遠慮のない豪快なプレイを見せてくれる。ホレス・シルヴァーのソロは、時間が短いものの、確かな能力をいかんなく発揮している。
他のディスクに比べるとマイルスは大人しめだが、名だたる他のメンバーとのバランスが良く、グループとしての調和が良く取れているディスクであった。




ホームに戻る