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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ ソニー・ミーツ・ホーク/ソニーロリンズ、コールマン・ホーキンス
Sonny Meets Hawk!/SONNY ROLLINS AND COLEMAN HAWKINS
(RCA BVCJ-37349)
1.Yesterdays(5:13)
2.All the things you are(9:33)
3.Summertime(5:58)
4.Just friends(4:39)
5.Lover Man(8:54)
6.At McKies'(7:02)

録音されたのが1963年7月。ソニー・ロリンズが1959年に姿を消してから61年に復活した後の作品であり、彼の演奏がとても充実していることをうかがわせる。メンバーは、ソニー・ロリンズ(ts)、コールマン・ホーキンス(ts)、ポール・ブレイ(p)、ボブ・クランショウ(b)、ヘンリー・グライムス(b)、ロイ・マッカーディ(ds)。ボブ・クランショウは、近年のソニー・ロリンズ・ジャパン・ツアーでもソニーと共演をしている。
このディスクは、二大テナーサックス奏者、ソニー・ロリンズとコールマン・ホーキンスの共演という、私のようなテナーサックスファンには美味しすぎる一品である。
「イエスタデイズ」では、イントロからソニー・ロリンズがソロを務めている。ソニー・ロリンズの方が音がふくよかで、声量たっぷりだ。ソニーのソロを引き継いで演奏するコールマン・ホーキンスは、同じく豪快でありながら繊細さが見受けられ、ヴィブラートを多用している。こうして聴いてみると、ソニー・ロリンズは豪快な直球勝負のテナーである。
「オール・ザ・シングス・ユー・アー」では、ソニー・ロリンズがソロで安定した声量での音を供給している。二人のテナーに目がいってしまうが、ピアノのポール・ブレイが好演を見せている。バックでの存在感はあるし、ソロでも力強いタッチでアイディアたっぷりの演奏を披露している。コールマン・ホーキンスはここでもヴィブラート演奏だ。ソニー・ロリンズとの違いは、ベテランらしく、渋みを含んだ演奏をしていることである。二人のテナーが絡み合う場面は、テナーファンならずとも唸ってしまうところだろう。
「サマー・タイム」はソニー・ロリンズが出だしを務めている。直球ではなく、少し変化をつけている。その後、ホーキンスのヴィブラートテナーがオーバーラップして登場する。ホーキンスの音も、ソニー・ロリンズ同様、男性的でたくましい。ポール・ブレイのバッキングプレイも上手いし、ヘンリー・グライムスのベースソロも男らしい演奏で、この曲のハイライトである。
「ジャスト・フレンズ」はホーキンスから始まり、ブリブリとした演奏をしている。独創的で面白いソロだ。二人のアンサンブルの形で後半からソニー・ロリンズが登場してくる。
「ラヴァー・マン」は、イントロのポール・ブレイのピアノがセンチメンタルで素敵だ。ソニー・ロリンズとコールマン・ホーキンスが交代しながら演奏をするが、二人に共通しているのは、音の野太さである。この曲だと、ソニーとホークの見分けがつきにくい。ホークのソロは60近い年齢を感じさせないほど力強い。25歳若いソニーが、ホークの演奏に敬意を表していて、かつそれに負けまいと硬派な演奏をしているのがこのディスクの特長である。
「アット・マッキーズ」はかなりハイスピードな曲。ここでは、ソニーが超絶技巧のソロを披露。ホークも細かい音を、表情を付けながらベテランらしい巧みな演奏をしている。ポール・ブレイのソロもお見事だ。ごまかしをしていない、とても綺麗なピアノの音を出している。
ソニー・ロリンズの単独名義ではないからどうかと思ったが、ホーキンスとの共演で、ソニー・ロリンズの眠っていた才能が掘り起こされたようだ。二人がお互いに影響し合った結果、とても良い一枚に仕上がっている。




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