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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ チュニジアの夜/アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ
A NIGHT IN TUNISIA/ART BLAKEY AND THE JAZZ MESSENGERS
(輸入盤 BlueNote CDP 7-84049-2)
1.A Night In Tunisia(11:17)
2.Sincerely Diana(6:48)
3.Sincerely Diana (Alternate Take)(6:53)
4.So Tired(6:38)
5.Yama(6:24)
6.Kozo's Waltz(6:49)
7.When Your Lover Has Gone(6:44)

同じく「チュニジアの夜」というタイトルで、アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ名義のディスクがBluebirdから出ているが、全くの別物である。間違ってそちらも買ってしまったが、それはそれで上質の演奏が聴けた。
このディスクのメンバーは、アート・ブレイキー(ds)、リー・モーガン(tp)、ウエイン・ショーター(ts)、ボビー・ティモンズ(p)、ジミー・メリット(b)という構成。
表題曲である「チュニジアの夜」では、ドラム、ベース、ピアノ、テナーサックス、トランペットの順に登場する。パーンパーンパーンと弾け飛ぶようなシンバル、ドカドカドカと振りかぶって叩くドラム、トーントントーンと鳴るベース、繊細なリズムを刻むピアノ、それでも我が道を行くトランペットとテナーサックス、といった組み合わせだ。「ジャズ・メッセンジャーズ」とグループ名を付けて括っているが、それは名ばかり。自分のやりたいようなやり方で好き勝手に演奏していて、向いているベクトルが各自全然違う。個性と個性のぶつかり合いだ。
機関銃のようにドドドドと鳴らすアート・ブレイキーのドラムは迫力があり、彼の名前を冠しているだけのことはある。ブレイキーの存在感は他のメンバーの倍近くある。時折ハッパを掛けるように叫ぶ声が入る。ブレイキーだろうか?。リー・モーガンの金切り声を上げるトランペットソロが素晴らしい。ウエイン・ショーターのテナーソロは、救急車のサイレンのようだ。ラストの、トランペット、テナー、ドラムの3つによるセッションもいい。
2曲目「シシリーアーナ・ダイアナ」は、打って変わって、ひとつにまとまったジャズを披露している。ジャズらしいノリの良い曲だ。ウエイン・ショーターが快調に飛ばす。何でもありのアドリブだ。それを引き継ぐリー・モーガンも、ショーターに負けてはいられないという風情が漂っている。ボビー・ティモンズのピアノは、ドライで軽やかな音だ。
「ソー・タイアード」は独特のリズム感を持つ曲。このリズムを、ブレイキーのドラムとボビー・ティモンズのピアノで作り上げている。リー・モーガンとウエイン・ショーターの双頭演奏も息が合っている。
リー・モーガン作曲による「ヤマ」は少し変わった雰囲気を持つバラード曲。ブレイキーはゆっくりと、ズンチャズンチャというリズムを刻んでいる。リー・モーガン、ウエイン・ショーターのソロはとてもメロディアスだ。
「小僧のワルツ(英名:KOZO'S WALTZ)」はリー・モーガンとウエイン・ショーターのハーモニーから始まり、ウエイン・ショーターのソロが入る。途中のブレイキーによるソロは圧巻で、シンバルの使い方を心得ている。ラストもリー・モーガンとウエイン・ショーターのハーモニー。
ジャズの王道を行く、ブルーノートらしい一枚であった。




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