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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ ブルー・トレイン/ジョン・コルトレーン
BLUE TRAIN/JOHN COLTRANE
(BLUENOTE TOCJ-1577)
1.Blue Train(10:43) 2.Moment's Notice(9:10) 3.Locomotion(7:15) 4.I'm Old Fashioned(7:58) 5.Lazy Bird(7:05)

コルトレーンの傑作であり、ブルーノートの代表作である。ということは、必然的にジャズ史上に燦然と輝く名盤なのである。
録音は1957年9月15日。パーソネルは、ジョン・コルトレーン(ts)、カーティス・フラー(tb)、リー・モーガン(tp)、ケニー・ドリュー(p)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)というメンバーだ。
まずは表題曲「ブルー・トレイン」。イントロのメロディーはテレビ等、どこかできっと耳にしたことがあるはずだ。開始直後から始まるコルトレーンのテナーソロは群を抜いていて、フレーズがたまらなく早い。指使いとブロウを想像するだけで鳥肌ものである。リー・モーガンのトランペットソロ、加えてカーティス・フラーのトロンボーンソロ、どちらも平均点を超える高い技術の演奏だが、コルトレーンのソロの後だと霞んで見えてしまう。ケニー・ドリューのピアノも、これまた上手い。管楽器が抜けるとピアノトリオと同じ形になるのだが、それだけでも充分成立している。ポール・チェンバースのベースと、フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムが高レベルの演奏をしているからだ。
「モーメンツ・ノーティス」でもコルトレーンの早弾きソロを聴くことができる。よく耳を澄ますと、ピアノを含むバックのリズム陣が安定した伴奏をしている。この曲では、カーティス・フラーもコルトレーンに肩を並べるほど力を出している。リー・モーガンのトランペットも頑張っている。ブラスの3人とも非常に速い演奏だ。ポール・チェンバースのソロも入り、ベースをコントラバスとして使用している。続いてケニー・ドリューのソロだ。ドラムを除く各メンバーに等分にソロの時間が割り振られている。それがラストで合体したときのボリュームは凄まじく、贅沢な気分を味わえる。
「ロコモーション」は、”競演”と呼ぶのがふさわしいだろうか。今までより時間が少し短い分、各人のソロの時間が短くなっているが、今まで通りの充実した演奏をして存在をアピールしている。
「アイム・オールド・ファッションド」はバラードナンバー。情感あふれるコルトレーンのテナーを聴くことができる。
締めくくりの「レイジー・バード」では、リー・モーガン、カーティス・フラー、コルトレーンの順番で、エネルギッシュな長尺のソロを吹いている。ベース、ドラムも短いながらソロで参戦だ。ノリの良いアンサンブルでエンディングを迎え、大団円にふさわしい曲になっている。
後のインパルス時代とは違う、真っ直ぐに表現しているコルトレーンを聴くことができるアルバムだ。




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