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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ 女王組曲/デューク・エリントン・オーケストラ
THE ELLINGTON SUITES/DUKE ELLINGTON AND HIS ORCHESTRA
(PABLO VICJ-60846)
1.Sunset and the Mockingbird(3:48) 2.Lightning Bugs and Frogs(2:51) 3.Le Sucrier Velours(2:45) 4.Northern Lights(3:36) 5.The Single Petal of a Rose(4:07) 6.Apes and Peacocks(3:07) 7.Fanfare (1)(0:32) 8.Goutelas(1:13) 9.Get-with-Itness(1:55) 10.Something(5:23) 11.Having It All(3:35) 12.Fanfare (2)(0:35) 13.Uwis(7:50) 14.Klop(2:00) 15.Loco Madi(9:06)

「女王組曲」は、イギリスのエリザベス女王に捧げられたもの。本作では、「女王組曲」「グーテラス組曲」「ユーウィス組曲」の3つの組曲が収められている。ここでは、「女王組曲」を中心に紹介したい。
デューク・エリントン・オーケストラは、他のビッグ・バンド・ジャズに比べると、華やかさに欠けるかもしれない。軽やかにスイングするカウント・ベイシー・オーケストラとは対照的に、どっしりと構えた重厚で陰鬱なサウンドが特徴だ。正直なところ、私はカウント・ベイシー・オーケストラが好きなので、このディスクは持っていてもあまり聴いていない。長所を挙げると、泥臭いカウント・ベイシーに対し、デューク・エリントンは品位を重んじているかのようなところがある。だからこそ、「女王」という呼称をタイトルに持ってきても恥ずかしくないのであろう。
本作では、デューク・エリントンのピアノソロと、ハミルトンのクラリネットソロなどが散りばめられている。そのサウンドは浮き足だったところが無く、一音一音を慎重に置きに行っている。テンポアップすることはなく、常にゆったりとした曲調で進行していく。音楽的には、ジャズというよりもクラシックに近いのではないか。ビッグ・バンド・ジャズだと、いつも体が動いてしまう私だが、これは腰を据えてゆったりと聴くしかない。
5曲目に収録されている「ザ・シングル・ペダル・オブ・ア・ローズ」では、ジャズでの指で弾くベースではなく、コントラバスとして演奏されている。デューク・エリントンのピアノとの共演だが、それがクラシックのにおいがしてくる要因の代表的な例であろう。
聴いた後でも、爽快感のようなものは全くなく、内観的なものを感じて、少々気分が暗くなってしまった。落ち込んだときに気分を持ち上げるためにジャズを聴く私としては、ブルーな時に聴くと逆効果になるだろう。精神的に興奮しているときに、気分を静め、冷静な心を取り戻すために聴くのがいいのかもしれない。




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