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ジャズ100本ノック !!

  テメノス/ラーシュ・ヤンソン ボーヒュースレン・ビッグ・バンド
Temenos/Lars Jansson・Bohuslan Big Band
(Spice of Life SOL SC-0005)
1.Temenos(6:58) 2.Cosmic Sleepwalker(9:16) 3.One Taste(8:29) 4.Exformation(9:43) 5.Gnosis 2(6:37) 6.Waltz for Bill(8:47) 7.Now(8:28) 8.Ground of Being(5:45) 9.Gnosis 1(8:58)

スウェーデンのビッグバンド、ボーヒュースレン・ビッグ・バンドが、ピアニストにラーシュ・ヤンソンを迎え収録された作品。全曲がラーシュ・ヤンソンの手による曲だ。
1曲目はアルバムタイトルにもなっている「テメノス」。ギリシャ語で「静かな部屋」という意味だ。曲は、日本人である森泰人のベースから始まる。ブラスセクションは13人いる。充分な厚みがあるが透明感があり、まったく重たくない。むしろ、涼しささえ感じさせる。ヤンソンのピアノは、前に出過ぎず、後ろに引っ込まずのちょうど良いバランスでオーケストラと溶け合っている。これはソロの時も同様である。この曲で圧巻なのは、オロフソンによるトロンボーンのソロだ。むずかしいポジションでしっかりと役目を果たしている。森のソロ、オーケストラのサウンド、どれを取っても心地よいバランスだ。
2曲目「コスミック・スリープウォーカー」では、オルガンの音が加わっている。あれ?でもパーソネルに誰が演奏しているか書いていない。ヤンソンだろうか。パーカッションの軽やかなリズムと、パオロ・フレズのミュート・トランペットのソロが印象的な曲だ。そしてオーケストラのハーモニーが、やはり美しい。オーケストラが抜けた後は、オルガン、トランペット、ベース、ドラム、パーカッションでの演奏だ。オーケストラが抜けたことを感じさせない。再びオーケストラが加わっても、オーケストラは邪魔にはならず、バックグラウンドとして自然に調和している。
3曲目「ワン・テイスト」も2曲目と同じくオルガン+フレズのソロを交え、演奏されている。6分過ぎから始まる、ニクラス・リードによるバス・トロンボーンの低音ソロが面白い。
続く「イクスフォーメーション」は、リスベート・ディーエッシュのコンガと、ブラスとの競演が楽しい曲だ。
全体に、ビッグバンドを聴かせながらも、アクセントとしてソロを有効に使っている。このビッグバンドの音をどこかで聴いたような印象があったが、秋吉敏子&ルー・タバキン・ビッグバンドの音によく似ている。
清涼飲料水を飲んだような、爽やかな後味が残る一枚だ。




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