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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ 不思議の国のアリス/デヴィッド・ヘイゼルタイン・トリオ
Alice In Wonderland/David Hazeltine Trio
(Venus TKCV-35327)
1.Beautiful Love(4:46) 2.Sweet & Lovely(6:17) 3.Alice In Wonderland(7:10) 4.Autumn Leaves(5:48) 5.When You Wish Upon A Star(7:23) 6.For Bill(5:51) 7.How Deep Is The Ocean(6:59) 8.Danny Boy(4:50) 9.Tenderly(7:18)

スタンダード・ナンバーを収めたピアノトリオ作。ピアノ、ベース、ドラムのそれぞれの音が強くハッキリとしていて粒だっている。この傾向は、ヴィーナスレコードの特徴とも言っていいくらいだ。
デヴィッド・ヘイゼルスタインのピアノは、常に力が入っている。ジョージ・ムラーツのベースは、弦が波打っている光景が目に見えるほど、はっきりとした音で鳴っている。ビリー・ドラモンドのドラムは、ブラシの先のシャリシャリ感がよく出ている。ただし、全体に力が入ったまま進行していくので、少し力を抜いてもいいのでは?という気にもなってくる。
出だしの「ビューティフル・ラブ」という曲は、タイトルではピンと来なかった。メロディーを聴いて、ああどこかで聴いたことがあるような…と思うが、誰のどのディスクで聴いたのか定かではない。自分は半可通だな、とつくづく思う。
3曲目になる「不思議の国のアリス」は、三拍子の曲。ベースの作り出すグルーヴに、ピアノが上手く乗っかってアドリブを紡ぎ出している。ここでもシンバルは、格好いい。
おなじみスタンダード・ナンバーの「枯葉」は、早めのテンポで演奏されている。ピアノトリオを聴くときは、どうしてもベースを中心に聴いてしまう。ベースの善し悪しでピアノトリオの出来が決まるからだ。ベースは超絶技巧で次々と音を繰り出していく。早い。ピアノとドラムがそれに遅れまいと、必死になっている。こういう時によく私は「体が動く」と曲を表現するのだが、実際、体が動くのだからどうしようもない。ドラムは長いソロに入り、ついに本領発揮だ。「枯葉」で激しいドラムソロというのも、なんとなく不思議な話だ。
次の「星に願いを」で、やっとこのトリオはスローダウンし、ロマンチックなバラードになる。この曲はジャズならずとも有名なので、「しっとりとしている」と書けば、大方の予想はつくであろう。元のままのうっとりするような演奏なので、安心する。「枯葉」のときのようにスピードアップしていたら、えらい騒ぎだ。
良くも悪くも、アーティスト色より、「ヴィーナスレコード」色が強い。ヴィーナスレコードの音質が気に入らない人もいると思うので、そういう人にはお勧めしない。




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