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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ ディア・ルイ〜サッチモ・トリビュート/ニコラス・ペイトン
DEAR LOUIS/NICHOLAS PAYTON
(Verve UCCV-1010)
1.Potato Head Blues(5:59)
2.Hello, Dolly(8:30)
3.I'll Be Glad When You're Dead You Rascal You(4:35)
4.Tight Like This(7:06)
5.Interlude(St. James Infirmary)(0:42)
6.On the Sunny Side of the Street(4:04)
7.Dear Louis(6:03)
8.Blues in the Night(3:49)
9.The Peanut Vendor(5:25)
10.Mack the Knife(2:53)
11.Tiger Rag(6:06)
12.I'll Never Be the Same(4:59)
13.West End Blues(8:09)
14.St. James Infirmary(6:59)

ニコラス・ペイトンがルイ・アームストロングに捧げた、トリビュート作品。このアルバムでニコラス・ペイトンは、トランペット、フリューゲルホーン、ヴォーカルを担当している。
1曲目「ポテト・ヘッド・ブルース」はルイ・アームストロングの作品。ニコラス・ペイトンの出す高音がカミソリのように鋭い。この音はフリューゲル・ホーンによるものだろうか。録音状態が素晴らしく良く、ドラムのシンバルのシャリシャリ感、ソリッドなピアノソロなど、冒頭から聴きどころが目白押しだ。
続く「ハロー・ドーリー」は、ルイによる原曲を感じさせない大胆なアレンジだ。現代に持ってきて、さらにニコラス・ペイトンの味付けが施されている。フリューゲルホーンのソロに工夫と仕事が感じられる、実に良い演奏だ。ソロパートが何回かに分けられ長尺で吹かれているが、どれも新鮮で退屈させられることがない。
「ユー・ラスカル・ユー」では、男らしく格好いいヴォーカルが聴ける。出だしのオルガンもいいし、コンボ形式で沢山の楽器が積み重なっているのが面白い。特にホーンセクションは素晴らしい。
7曲目のアルバムタイトルにもなっている「ディア・ルイ」では、トランペットでの一本勝負。サッチモの領域にどれだけ近づけるか挑戦しているように聞こえる。
「ブルース・イン・ザ・ナイト」は、その名の通りブルース調の曲で、今度はヴォーカル作(ニコラスではないが)でのサッチモへのトリビュート。ドクター・ジョンとダイアン・リーヴスによるヴォーカルの掛け合いが面白い。このディスクでは随所にダイアン・リーヴスが参加していて、魅力的な歌声を披露している。
レビューを書くに当たって久しぶりに聴いたが、サービス精神が旺盛で、てんこ盛りのサウンドが高音質で鳴っている充実した一枚だ。トリビュート作品と銘打ちながらも、しっかりとニコラス・ペイトンの個性があふれ出ている作品に仕上がっている。




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