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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ ディジー・ガレスピー・アット・ニューポート/ディジー・ガレスピー
DIZZY GILLESPIE AT NEWPORT/DIZZY GILLESPIE
(Verve POCJ-2596)
1.Dizzy's Blues(11:48) 2.School Days(5:46) 3.Doodlin'(7:54) 4.Manteca(7:09) 5.I Remember Clifford(4:46) 6.Cool Breeze(10:39) 7.Selections from Zodiac Suite (Virgo / Libra / Aries)(10:27) 8.Carioca(3:42) 9.A Night in Tunisia(10:01)

ディジー・ガレスピーを中心としたビッグバンド作品。ジャケットに写っている、パイプをくわえ、旧式カメラを手にしてステージを見ているおじさんが印象的だ。
最初の「ディジーズ・ブルース」から、すでにパワー全開である。金管楽器の音が滝のように音が轟々と降り注いでくる。
トランペットがディジー・ガレスピーをはじめとして4人、トロンボーンが3人、アルトサックス2人、テナーサックス2人。10人を超える大量のホーン・セクションだ。すごいのは人数だけではない。メンバーの名前を見ると、よくこれだけの人が一堂に会したと思う。例を挙げると、トランペットにリー・モーガン、トロンボーンにアル・グレイ、テナーサックスにベニー・ゴルソンとビリー・ミッチェル、ピアノにウィントン・ケリーだ。
誰が、いつ、どの音を出しているのかほとんどわからないが、「ディジーズ・ブルース」では、キュイーンと細い音で唸るディジー・ガレスピーのソロは圧巻だし、ウィントン・ケリーのピアノソロも熱狂的だ。これだけのホーンセクションを抱えると、ややもするとピアノの音は埋もれてしまうが、ウィントン・ケリーはその存在をはっきりと主張している。
2曲目「スクール・デイズ」では、ディジーのヴォーカルも聴くことができる。特徴のあるダミ声が面白い。
このライブが録音されたのが1957年7月6日。ジャズ界が充実していた時期だ。
3曲目のホレス・シルヴァーによる作品「ドゥードリン」はバラードなので、音の洪水は少しひと休みし、リラックスした雰囲気になる。それでもホーン・セクションには厚みがある。時折入る、ピー・ウィー・ムーアのバリトンサックスが渋くて良い。ディジーももちろん、ここでも見事なソロを見せている。
「マンテカ・テーマ」では、マンボ調の楽しくにぎやかなビッグバンド演奏が聴ける。
「アイ・リメンバー・クリフォード」は、不慮の事故死を遂げた名トランペッター、クリフォード・ブラウンに捧げる曲である。さすがに今までのにぎやかな感じは抜けて、少ししんみりとした演奏になっている。
それでも全体を通して、ジャズ界の古き良き時代を切り取ったような、楽しく心に残るアルバムであることは間違いない。




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