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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ TAKASHI/松永貴志
TAKASHI/Takashi Matsunaga
(TOCJ-68058)
1.Homework(5:42) 2.High In The Sky(5:45) 3.Beautiful Love(4:46) 4.Melon(5:47) 5.Caravan(5:37) 6.Night River(4:04) 7.Yesterdays(4:18) 8.Highway Blues(5:31) 9.A Child Is Born(1:26)

ジャズ・ピアニストであり、コンポーザーである松永貴志の17歳のデビュー作。
もうすでに、あらゆる人が色々な批評をして言葉を使い果たしているので、何だか書きにくい。
全体にグルーヴ感がある。これは、松永貴志+安ヵ川大樹のベース+広瀬潤次のドラムによるものである。大人2人が高校生を見下すことなく見事にサポートしていると感じた。2人はプロのミュージシャンとして、松永君に接しているのだろう。
1曲目の「宿題」の冒頭部で16分音符が続く所があるが、ライナーノートによると「ガリガリ勉強している感じ」を表しているそうだ。冒頭部はその説明で理解できるが、曲全体が常にせわしなく、落ち着かない。
2曲目「空高く」、3曲目「ビューティフル・ラヴ」でも、バラードであるにもかかわらず、せわしない感じがしてくつろげないジャズだ。
彼の作風なのかもしれないが、休符、間、静寂も「音楽」であることを知らないらしい。
私の持論になるが、上手いジャズミュージシャンほど、間や静寂を上手に使い、観客を惹きつけている。「次はどんな音をならすのだろう?」と、聴衆に予測と期待とワクワク感を抱かせるのだ。マイルス・デイビスがその顕著な例で、吹き始める前にひと呼吸あって、さらに次のフレーズに移るときにも間・タメを作り、「どんなことをしでかすのだ?」と聴く側は期待してしまうのだ。
一部にはちょっとした間があるものの、ディスク全体を通して「休符」を聴かせることなく、せかせかしたまま進んでしまった。聴き終わっても余韻が足りない。満腹感を味わうことが出来ず、物足りない。
それでもメロディやフレーズを創る能力には可能性があり、開けられていない引き出しがまだまだあると思った。これは「デビュー作」なので、今後に期待する。




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