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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ アフター・ミッドナイト・コンプリート/ナット・キング・コール
AFTER MIDNIGHT/NAT KING COLE
(Capitol TOCJ-9306)
1.Just You, Just Me(3:02) 2.Sweet Lorraine(4:36) 3.Sometimes I'm Happy(4:10) 4.Caravan(2:45) 5.It's Only a Paper Moon(3:07) 6.You're Looking At Me(4:14) 7.The Lonely One(3:49) 8.Don't Let It Go To Your Head(3:12) 9.I Know That You Know(2:30) 10.Blame It On My Youth(4:12) 11.When I Grow To Old To Dream(3:34) 12.(Get Your Kicks On) Route 66(3:43) 13.I Was A Little Too Lonely(3:02) 14.You Can Depend On Me(3:54) 15.What Is There To Say(3:36) 16.Two Loves Have I(2:47) 17.Candy(3:55) 18.You're Looking At Me (alt take)(4:12)

ナット・キング・コールは、フランク・シナトラと並ぶ、男性ジャズヴォーカリストのトップである。
彼のヴォーカルは男らしい中音の声で、媚びた所のないドライな歌い方をしている点が特徴である。ピアノも弾いているが、決して強くは弾かず、流れに任せるようにポロロンと音を転がすように鳴らしている。
全曲彼のピアノとヴォーカルが味わえるのだが、他の演奏者に注目するとさらに面白く聴くことができる。ジャケットの写真で、ナット・キング・コールがコンボをバックにしてピアノの前に座り、笑みを浮かべていることからもコンボを大事にしていることがうかがえる。
例を挙げると最初の1曲目から4曲目まで、脇役が次々に大活躍している。「JUST YOU,JUST ME」では、ギターとアルトサックスのソロが良い。「SWEET LORRAINE」では、トランペットが哀しく切ないフレーズを奏でている。「SOMETIMES I'M HAPPY」ではヴァイオリンのギシギシした音とピアノが程よくからんでいる。「CARAVAN」ではパーカッションのコンガとボンゴが面白い。「I KNOW THAT YOU KNOW」はドラムのブラシワークとヴァイオリン、ピアノによる「競」演が楽しい。
ナット・キング・コールのヴォーカルに目を転じると、「IT'S ONLY A PAPER MOON」ではお手本のような歌をみせている。彼以上にこの曲を上手く歌いこなせる人は、そういないのではないだろうか。また、そのようなポップな曲を器用に歌い上げたかと思うと、「BLAME IT ON MY MOUTH」のようなバラードでは腹の奥底から太い声を長く出していて、圧巻である。
ナット・キング・コールのヴォーカルは他のアルバム同様、安心して存分に味わえる。しかしながらこのディスクでは、バックを務めている楽器の演奏に注目して聴くのが、さらに面白く聴ける聴き方だと思った。サックス、トランペット、パーカッション、ヴァイオリン等々、彼の歌・演奏に順繰絡んでくる楽器の姿勢が、それぞれ違っていて面白い。
私の手元にあるディスクは、スーパー・ビット・ジャズ・クラシックスシリーズとして、デジタルリマスタリングされたものである。1956年の録音にもかかわらず、最近録音されたかのような、瑞々しい音が聴けるのが嬉しい。




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