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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ ジ・アース・カルテット/EQ
The Earth Quartet/EQ
(aosis VICL-69093)
1.Four Arrows(6:02) 2.Mingo's Step(4:33) 3.Morning Mist(6:26) 4.Soleil Levant(5:08) 5.It's Urgent(4:30) 6.NENE(4:56) 7.Sleeping Tiger(5:32) 8.Milesmile(5:58) 9.Living in Valley(5:30) 10.Where has the Rainbow gone(5:23)

EQは、小池修(ts)、青柳誠(p)、納浩一(b)、大坂昌彦(ds)の4人によるユニット。一人一人がリーダーとして日本ジャズ界の中核に位置するほどのレベルの高さだ。「EQ」という名称はオーディオ用語の”Equlize”「音を変える」という意味を、ジャズに置き換えて「ジャズを変える」という動機を表すために選ばれた(ライナーノーツから中略引用)とのことである。
このアルバムに収められている曲は、全て「EQ」のために書き下ろされた新曲ばかりである。ここにも意欲を感じる。
栄えある1曲目は「Four Arrows」というタイトルで、文字通り「4本の矢」として、個人の音が集まって1つの音を作り上げるという意味であろう。この曲では各人がソロを取っている。小池修の超絶技巧によるテナーは、素早い指使いに従って次々に音が繰り出されている。ベースの納浩一は、一音一音をしっかり出している。青柳誠のピアノは軽快なタッチだ。音階がどんどん上がっていくフレーズが楽しい。どのプレーヤーにも新鮮さと勢いを感じる。パワフルだ。4人の演奏が集まっても、音同士が喧嘩していない。個人で目立つのと同時に、他のプレーヤーの音を引き立てている。息が合っている。
2曲目の「Mingo's Step」も、小池が朗々とテナーを吹いていて、気持ちがよい。テナー・サックス好きなので、つい耳がそちらに向かってしまう。だが、いくらテナーが良くても、他が駄目だと全部駄目になる。その点では心配なく、各人危なげなく、むしろ余裕を持って技術とハートを見せつけてくれる。
3曲目の「Morning Mist」は、イントロとソロのピアノが特徴的だ。ソロ以外では4人の音量が同程度で、誰がリーダーということもないのが、バランスと調和のとれたカルテットに仕上がっている要因だろう。
6曲目の「NENE」は、メトロノームのようなドラムが面白い。この曲ではドラムが主役か、と思うくらい色々なパターンで叩いてくれる。
9曲目「Living in Valley」は、それぞれソロが凝っていて、工夫が見られる。
全体を通して、南国のような明るい曲が多いが、それが押しつけがましくないのがまた気持ちいい。また、各個人の楽器の音が粒立っていて、細かな音まではっきり明瞭に聞こえる。録音状態も良いのであろう。
今後もどんな作品が出てくるのか、楽しみなユニットだ。




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