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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ ブラック・コーヒー/ペギー・リー
BLACK COFFEE/PEGGY LEE
(Decca UCCU-5017)
1.Black Coffee(3:10) 2.I've Got You Under My Skin(2:32) 3.Easy Living(2:47) 4.My Heart Belongs to Daddy(2:10) 5.It Ain't Necessarily So(3:25) 6.Gee, Baby Ain't I Good to You(3:26) 7.A Woman Alone With the Blues(3:18) 8.I Didn't Know What Time It Was(2:20) 9.When the World Was Young(3:21) 10.Love Me or Leave Me(2:09) 11.You're My Thrill(3:27) 12.There's a Small Hotel(2:50)

ペギー・リーは女性ボーカリスト。ハスキーというよりも野太いという表現があてはまるかもしれない。嫌な野太さではなく、腹の底から声を出している結果、声量が大きくなり太く聞こえるのだ。体の奥深いところから声を発していて、その深さがそのまま聴衆にぶつかってくるのだ。
表題曲である1曲目「BLACK COFFEE」は、3分8秒という、とても短い演奏時間だ。それにもかかわらず、強いインパクトを与え、しばらく彼女のフレーズが頭から離れない。けだるく甘えてくるような声の表情が面白い。
どの曲も2分半から3分半という短い演奏時間だ。1つの曲に感動している途端、次の曲の演奏が始まってしまう。余韻が残ったまま、次から次へと別の曲がやってきて、またさらに深い余韻を心に刻みつけていく。
彼女の歌声は他の歌手とは類を見ない、一種独特のものだ。その独特な声のハスキーさが彼女の魅力である。ハスキー度は、ジュリー・ロンドンの軽いハスキーとサラ・ヴォーンの重厚なハスキーの中間といったところか。この声と曲、バックの演奏が見事にマッチしている。しかも表現力が豊かで、曲ごとに歌い方を工夫しており、ディスク全体で一本調子になっていないのがいい。今日まで名盤と呼ばれ、CDの再版が相次いでいるのはそのためであろう。
しかしながら、名盤としてリリースされて残っている他のペギー・リーの作品は少ない。そこが非常に残念である。「BLACK COFFEE」はジャズにとって名盤が相次いだ古き良き時代、1950年代の録音作である。他の名盤たちに押されて、姿を消してしまったのだろうか。タイムスリップして色々なジャズを聴いてみたいほど、1950年代のジャズ作品群は非常に充実している。




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