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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ アルフィーのテーマ/アンディ・スニッツァー
Alfie's Theme/Andy Snitzer
(VIDEOARTS VACM-1218)
1.Alfie's Theme(6:05) 2.Mercy Mercy Mercy(6:07) 3.Easy Street(5:17) 4.Tenor Madness(4:53) 5.The Dream(5:50) 6.Stan's Shuffle(4:34) 7.Too Young To Go Steady(6:15) 8.Softly As In A Morning Sunrise(5:12) 9.Superstar(7:41)

「アルフィーのテーマ」は私が敬愛するテナータイタン、ソニー・ロリンズの代表作として非常に有名だ。聴く前は、新進気鋭と言われているテナー奏者、アンディー・スニッツァーによってこの「アルフィーのテーマ」がどのように料理されているのか非常に期待を持っていた。聴いた後、私は非常に落胆した。聴かなければよかった。買わなければよかった。
アルバムのタイトルに挙げているだけに、さぞかしこの曲に魂を込めて、またソニー・ロリンズを台無しにしないような演奏をしてくれるものと思っていた。しかし、そこには魂も情熱・パッションも感じられなかった。
端的に言って、大味である。微妙な味加減で作られた懐石料理ではなく、そこにあったのはパンにソーセージを挟んだだけのホットドッグだった。
ディスクの帯によるとロリンズ以外にも、ジョン・コルトレーン、タレンタイン、デビッド・サンボーン等の作品を取り上げているらしい。大味である理由がなんとなくわかった。自分の演奏スタイルの「軸」が定まっていないのだ。他の大御所テナー・サックス奏者のおいしい曲を取り上げて演奏している。そこにオリジナリティーは存在せず、自分が表現したいオンリー・ワンと言えるコンセプトがないのである。
ロリンズもコルトレーンも、というのは欲張り過ぎだ。これでは焦点が定まらず、アルバムで伝えたい熱い「何か」が聴く者に伝わってこないのだ。ロリンズの演奏スタイルは豪快で奔放なスタイルであり、コルトレーンのスタイルは神経質でスピリチュアルに音を重ねていくスタイルである。この両者のスタイルは相容れない。別々のアルバムで方針を定めた上で、方針に従ってロリンズを取り上げたりコルトレーンを取り上げたりするのであればいっこうに構わない。




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