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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ タル/タル・ファーロウ
TAL/TAL FARLOW
(Verve UCCU-5111)
1.Isn't It Romantic ?(10:15) 2.(There Is) No Greater Love(4:00) 3.How About You ?(6:06) 4.Anything Goes(5:12) 5.Yesterdays(5:56) 6.You Don't Know What Love Is(4:24) 7.Chuckles(5:00) 8.Broadway(6:19)

タル・ファーロウは白人のギタリスト。
ジャズでギターといえば、この私はウエス・モンゴメリーくらいしか名前が浮かんでこない。ウエス・モンゴメリーは黒人なので、ジャズ界でタルはかなり珍しい存在となっているのではないか。私の知識の幅が狭いだけかも。いずれにせよ、この手の作品は珍しい部類に入るということを念頭において頂きたい。
パーソネルは、タル・ファーロウのギターに、エディ・コスタのピアノ、ヴィニー・バーグのベースといった、ドラムレスの編成。本当に珍しい楽器の組み合わせだ。こういった楽器の編成で、果たしてどの程度バリエーションを持った演奏が出来るのかイメージが出来なかった。
聴いた第一印象として感じたのは、演奏が表情豊かであるということだ。3つの楽器でやっているとは思えないほど様々な色を見せてくれる。タル・ファーロウのギターの音は、エレキだが柔らかで暖かく、それでいて細かいフレーズを妙技で弾きこなすので、聴いている側は退屈しない。全部で8曲が収められているが、どれも聴いていて楽しい気分にさせてくれる。充分にスイングしているのだ。
この心地よいスイングは、主役のタルによる妙技はもちろんのこと、唯一のリズム・セクションであるベースのヴィニー・バーグがしっかりとした仕事をしているからだ。ソリッドなエディ・コスタのピアノは曲に緊張感を持たせ、スリルを出すのに一役買っている。彼らサイドメンのおかげもあって、楽しく聴ける一枚に仕上がっている。
主役のタル・ファーロウに目を戻すと、本当に難しいフレーズをこともなげに演奏している。ギターをかじったことがある人は、彼の左手がどのように動いているか頭の中で映像を思い浮かべながら聴いて頂きたい。ピアノで弾くとそうでもないフレーズでも、ギターだと難しい。左手とそれぞれの指が、ネックの上を忙しく動いているのがイメージできる。
ジャズ・ギターはジャズ界において狭いジャンルながらも、このディスクは1956年に録音されて今日まで生き残っている。歴史に残った演奏を是非聴いてみて欲しい。




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