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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ スタディ・イン・ブラウン/クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテット
Study in Brown/CLIFFORD BROWN AND MAX ROACH
(EmArcy MG36037)
1.Cherokee(5:49) 2.Jacqui(5:14) 3.Swingin'(2:55) 4.Lands End(5:00) 5.George's Dilemma(5:39) 6.Sandu(4:59) 7.Gerkin For Perkin(2:58) 8.If I Love Again(3:26) 9.Take The 'A' Train(4:20)

私がまだジャズにはまり込んでいない学生の頃に出会った作品である。試聴したり何かの宣伝や評論や紹介文を読んだりしたのではなく、店頭でこのオレンジ色のジャケットにクリフォード・ブラウンの顔を見て、買わずに立ち去れない「何か」を感じたのである。まさしく第六感。帰って聴いたとき、その勘が間違いではなかったことに嬉しくなり、同時にホッとした気分になった。
ブリブリとした火の吹き出るようなトランペットにやられた。1曲目の「チェロキー」は頭に染みついてしまって、すぐにフレーズが思い出せるほどまでに。それまでマイルス・デイビスぐらいしかジャズ・トランペットを聴いていなかった私は衝撃を受けた。マイルス・デイビスのような繊細かつ神経質でスピリチュアルな演奏と全く対極にあると思った。
ドラムにも泥臭さの中に輝きがあった。決して格好良いわけではなく荒削りなのだが、ドタドタとしたバスドラム、バタバタと叩くスネア、正確に細かく刻まれるシンバルに魅力を感じた。それまでクリフォード・ブラウンの名前や顔を知らなかったのと同じく、ドラムの「マックス・ローチ」という名前は全く知らなかった。マックス・ローチがクリフォード・ブラウンとの名コンビで有名というのはかなり後で知ったことで、知識以前に音を知ったのである。
クリフォード・ブラウン=マックス・ローチ・クインテットが第一線で活躍したのは2年3ヶ月。この短期間でジャズの歴史に名を残す名コンビと言われるほどになった。なぜ期間が短いか。それはクリフォード・ブラウンが25歳と8ヶ月で自動車事故により亡くなったからである。後に「アイ・リメンバー・クリフォード」という曲が作られるほど、他のミュージシャンにも影響を与えていたのだった。私が26歳のとき、ジャズ喫茶のマスターに思わず言ってしまった言葉がある。「クリフォード・ブラウンより長生きしちゃった」。




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