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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ ケリー・グレイト/ウイントン・ケリー
KELLY GREAT/WYNTON KELLY
(VEEJAY BSCP-30038)
1.Wrinkles(8:05) 2.Mama "G"(7:42) 3.June Night(8:23) 4.What Know(8:01) 5.Sydney(3:55)

私がウイントン・ケリーというアーティストを知るきっかけになった作品である。ジャズ喫茶で聴いてとりこになり、レコードジャケットをマスターに見せてもらってその場でタイトルとプレイヤーをメモし、帰りに早速CD屋で買い求めた。
これは1959年8月12日にニューヨークで録音された作品ではあるが、現在聴いても45年前の作品とは思えないほど全く古くささを感じさせない。
まずサイドメンが豪華である。メンバーは、ウイントン・ケリー(p)、リー・モーガン(tp)、ウェイン・ショーター(ts)、ポール・チェンバース(b)、フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)というクインテット編成だ。
私をとりこにしたこの作品の特徴は、ファンキーで勢いがあり疾走感を感じさせる演奏である。誰それの演奏が特にいいというわけではなく、全員が「ファンキー」という目的地に向かって突っ走っている印象を受ける。
ウイントン・ケリー名義なので彼のピアノの演奏スタイルを評すると、良い感じに肩の力が抜けており、音の力強さでの勝負という表現は全くあてはまらない。ピアノの音に強弱・メリハリをつけてノリを出し、他のプレイヤーの演奏にも拍車をかけている。聴いているこちらもズンズンと上下に体を動かしたくなる、リズム感のある軽やかな演奏だ。
リー・モーガンのパァーッとした明るくて声の張ったトランペット、うなるようなウェイン・ショーターのテナー・サックスの音も心地よい。ベースのポール・チェンバース、ドラムのフィリー・ジョー・ジョーンズの演奏もサイドメンとしての場をわきまえつつ、彼らの名に恥じない堂々たる演奏を見せつけている。前にも書いたが、誰の力によるものでもなく、全員で作り上げたファンキー・ジャズだ。
私が買ったのは「ウイントン・ケリー・マスター・コレクション」として、2002年に初回限定・紙ジャケット仕様で発売されたものである。確かコレクションとして同時に7枚が発売されたと記憶しているが、この作品をきっかけにコレクション全作品を蒐集した。そのコレクションの中でもやはりこの「ケリー・グレイト」が一番の傑作と言っても良いかもしれない。




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