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ジャズ100本ノック !!

Amazonへ ザ・チェイス/ワーデル・グレイ=デクスター・ゴードン
THE CHASE AND THE STEEPLECHASE/WARDELL GRAY AND DEXTER GORDON
(ユニバーサル Decca UCCC-9061)
1.The Chase(11:33)
2.The Steeplechase(13:48)

他のレビューでも述べた通り、私の一番好きな楽器はテナー・サックスだ。このディスクではワーデル・グレイとデクスター・ゴードンがタイトル通り「Chase(追いかけっこ)」をしている。
1952年2月2日、カリフォルニア、パサデナ公会堂でのライブ録音。音質ははっきり言って悪い。それでもこのディスクがCDとして現在でも発売される意味は、曲を聴いていただけるとわかるだろう。
まず最初に、ここではテナー・サックスが「2人」であるという予備知識を持っていないと退屈かもしれない。逆に「2人」であることを知って聴くと、その超絶技巧に驚く。2人であることを聴き分けるには、一方がふくよかな音で、もう一方が鋭い音であることを頼りにするしかない。聴いているうちにどちらがどちらの音かわからなくなってきた。不覚である。
一方が3コーラスを演奏し、もう一方が続けて同じメロディーラインになるように3コーラスを演奏する。交代の長さが、2コーラス、1コーラス、半コーラス、8小節、4小節とどんどん短くなっていく。あたかも一人で演奏するようなメロディーを2人で交代しながら演奏していくのだ。交代の長さが短くなっていくにしたがって聴衆の興奮が高まっていく。交代のタイミングに、ジャズではなかなか味わえないスリルを感じる。もちろんCDで聴いていてもぞくぞくしてくる。
このCDを知ったきっかけはNHK−FMの「ジャズクラブ」。ラジオの電波にのったその音にしびれ、ついCDを買ってしまった。




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